社会が求めるカウンセラーとはどんなカウンセラーでしょうか。

カウンセリングにおいて、一番根幹になる考え方は「答えはクライアント(相談者)の中にある」ということです。
したがってメンタル心理カウンセラーは、ものすごく簡単に言うと、それをクライアントと一緒になって探し出して、引き出すのが役割です。
ですので、逆に言うと、一番悪いカウンセラー=社会が「求めない」カウンセラーとは、クライアントの意見も気持ちも聞かずに、自分の経験と価値観だけで答えを出して、それを相手の感情や受け入れ度合も構わずに押し付ける、そういう存在です。
こう書くと、そのようなカウンセラーはそんなに存在しないよ、と思われるかもしれませんが、実際にカウンセラーを名乗ってる人の「カウンセリング」の仕方を見ていると、そのような「求めない」カウンセリングをしている人が意外なほど多いのです。
そういう意味では、重複になりますが、社会が求めるカウンセラーとは、クライアントの意見や気持ちをしっかりと聞き込み、それに専門的なアドバイスも加え、最終的にはクライアントの中にある「答え」を一緒になって探し出し・引出し、納得してもらえるような人材です。
そのために必要なスキルや知識はたくさんありますが、何より大切なのが、いわゆる「傾聴」のスキルです。
これには、たとえばクライアントの話を聞く姿勢(熱心に聞いている、ということを全身で表す姿勢。腕などは組まない)から始まって、おうむ返し(クライアントの言葉をそのままカウンセラーが返すことによって、相手は自分のことをしっかり理解して聞いてくれていると思い、非常にスムーズに自分のことを話せるようにというスキル)など、細かいスキルの積み重ねがあって初めてできることですので、それらのカウンセリングのスキルをしっかり身に着けていることが必要です。
また、ただクライアントに専門的な知識がないために答えを見つけ出せない、というケースもたくさんありますので、当然ながら一方では、その専門的な知識をしっかりクライアントに伝えて、正しい判断ができるようにしてあげる必要もあります。
このような、スキルと知識の両方を持っているカウンセラーが、社会で求められていると言えます。